平成27年度の道路研究委員会の委員会・総会・講演会を以下の日時で開催しました。
日時 平成27年6月16日(火)
場所 TKP札幌駅カンファレンスセンター
委員会 14:00~14:30
定期総会 14:50~15:30
講演会 15:45~17:00
講演会では、国土交通省北海道開発局建設部道路計画課長の和泉 晶裕様を講師としてお招きし、
「北海道における高規格幹線道路網整備の効果と今後の方向性」
と題して講演していただきました。
講演では、以下の話題についてご紹介していただきました。
1.高規格幹線道路網の制度の歴史
2.高規格幹線道路網 供用の推移
・高規格幹線道路網 供用推移
・鉄道網の廃止と輸送分担率の推移
3.高規格幹線道路網の効果 ~1,000km供用の効果~
・高規格幹線道路の開通状況
・民間投資を喚起する成長戦略へ
・高規格幹線道路の機能と目標
・1,000km効果 都市間移動時間の短縮、日帰り可能な交流人口の拡大
・流れの変化に伴う効果
交通事故の減少、安全・安心(峠区間回避による安全性向上)、交通渋滞の緩和
・社会経済に及ぼした効果
農林水産業への貢献、バス運転手不足への貢献、住民生活(地方部の買い物を支える)、住民生活(地域の維持・活性化)、観光入込客数の増加、インバウンド観光客の増加、医療福祉への貢献(地域医療の維持、救急医療施設へのアクセス時間短縮、救急搬送の代替性向上、老人福祉施設の利便性向上)、産業振興への貢献(沿線への企業立地増加、沿線への企業立地増加)
・道東道(浦幌IC~白糠IC)の開通効果
釧路・根室圏、十勝圏の観光活性化、新たな物流ルートの形成、開通を契機とした地域の取組、代替性の向上
・道路と地域活性化・まちづくり
4.今後の幹線道路網整備の方向性
・ミッシングリンクの解消
・既存ストックの有効活用(「賢く使う」、スマートIC、ビッグデータの活用、ETC2.0)
・北海道新幹線開業に向けた取り組み
・新幹線、冬期オリンピック・パラリンピックに向けて