令和元年度 第2回講演会を開催しました。

令和元年度第2回講演会を、以下の日時で開催しました。

日時: 令和元年12月11日(水)15:00~17:00
場所: 札幌市教育文化会館 4F 講堂 (札幌市中央区北1条西13丁目)
主催: 北海道土木技術会 道路研究委員会
次第
講演1 道の駅 第3ステージへ
    筑波大学 名誉教授 石田 東生 様
講演2 北海道内における「道の駅」の取り組み
    国土交通省 北海道開発局 建設部 道路計画課 道路企画官 本田 肇 様

講演概要

講演1 道の駅 第3ステージへ
◆道の駅の歩みと日本
・発端
・社会実験
・道の駅懇談会における検討と提言(1993.1)
   基本概念、 3つの要件、整備主体
・第1回認定 103駅 (1993.4)    2019.10 現在 1160駅
◆災害時拠点としての道の駅
・災害時拠点機能の認識共有(第1ステージ)
・東日本大震災(2011) (第1ステージ)
・熊本地震(2016)、西日本豪雨・北海道地震(2018) 、台風15・19号(2019) の発生
 →防災機能が強く認識(第2ステージ)
◆道の駅の使われ方
・多いリピーター・地元民 生活拠点としての道の駅
・モデル道の駅の取り組み(住民サービス、地域交通拠点)
・自動運転、インバウンド観光の拠点
◆道の駅の今
・大きな成果(ブランド、地域経済、拠点、災害時の貢献)
・課題(ブランド維持、連携、災害時BCP、更新、経営難)
・更なる飛躍に向けて(ブランド管理・経営・連携・リニューアル・災害時対応・海外展開)
◆劣化する日本、立ちすくむ日本
・人口減少、高齢化、生活基盤維持、気候変動、大規模災害等)
・経済停滞、格差拡大
◆道路・交通イノベーション
・「みち」の機能向上・利活用の追求による豊かな暮らしの実現へ
◆新「道の駅」あり方検討会
・第1ステージ(1993~)  通過する道路利用者の サービス提供の場
・第2ステージ(2013~)  道の駅自体が目的地
・登録数の増加、訪日外国人の増加、災害の頻発化・激甚化
・全国「道の駅」連絡会の法人化
◆第3ステージ(2020~)
・「地方創生・観光を加速する拠点」へ
・ネットワーク化で活力ある地域デザインにも貢献
・「道の駅」を世界ブランドへ
・新「防災道の駅」が全国の安心拠点に (「防災道の駅」制度の導入)
・あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センターに
◆終わりに
・21世紀の日本をよくする(元気に、幸福に、美しく、格差がなく・・) ための拠点
  •一つ一つは小さいが集まれば大きな力に
  •いろいろな人、資源、知恵、‥の結集の場
   •支えるインフラも頑張る(高速道路、広域道路、観光みちづくり)

講演2  北海道内における「道の駅」の取り組み
◆ はじめに
・人口減少予測と観光交流人口増大、インバウンド増加、外国人ドライブ観光周遊の実態
◆北海道の「道の駅」の概要
・登録状況(125駅)
・利用者は北海道人口の7倍以上
◆新「道の駅」のあり方検討会 提言
・「地域創生・観光を加速する拠点へ」+「ネットワーク化で活力ある地域デザインにも貢献」
   ・「道の駅」を世界ブランドへ
   ・新「防災道の駅」が全国の安心拠点に
   ・あらゆる世代が活躍する舞台となる地域センターに
◆北海道の「道の駅」における取組
(1)インバウンド観光拠点
・ 北海道の道の駅では、JNTO認定の外国人案内所設置駅が21駅。
・ 道の駅「流氷街道網走」 では「JNTO認定外国人観光案内所」カテゴリ2を取得
(2)シーニックバイウェイとの連携
・情報提供スペースの設置
・平成29年10月、『シーニックバイウェイ北海道推進協議会と株式会社北海道日本ハムファイター
 ズとの包括的連携と協力に関する協定』を締結。毎年4万人以上が参加する「道の駅」スタンプ
 ラリーにファイターズ賞を設定
(3)交通拠点としての役割
・ 自動運転サービス長期実証実験
~ 散居型の地域構造をなす「生産空間」において、市街地や圏域中心都市への人流・物流の確保、
 来訪客のスムースな移動の確保、農水産品の輸送効率化を目的とし、道の駅を拠点とした自動運
 転の導入を目指した実証実験を実施。自動運転サービスの社会実装に向けた、道路・交通、地域
 環境、コスト、社会受容性、地域への効果等の内容について検証。
(4) 防災機能強化への取組
・地域の状況を踏まえ、必要となる施設や資材については、地方自治体と連携し整備
・道路管理者:大型モニター、電源、照明、非常トイレ、情報コンセント、災害資材等
・地方自治体:飲料水、食料、毛布、災害対応型自動販売機等
・胆振東部地震では「むかわ四季の館」が避難所として機能
・東日本大震災を契機に「厚岸グルメパーク」が防災拠点化
・「ニセコビュープラザ」では外国人を対象とした避難誘導訓練等を実施
・平成30年3月の大雪による大規模な通行止めの際に、「ピア21しほろ」を避難所として開放
・地域防災計画に位置づけられた「道の駅」は地域と連携し防災拠点化を推進。
 (2019.11現在 31駅)
(5)子育て応援の取組
・ 24時間利用可能なベビーコーナーなど子育て応援の基本的な機能を整備
・「なかさつない」、「 ルート229元和台 」では窓口でおむつをバラ売り
・「はまとんべつ」では、「子育て応援自販機」を設置